企画展
「猪熊弦一郎展 馬と女性たち」
2018年8月31日
猪熊弦一郎(1902-1993)の作品は、身近なものから人の顔、動物、都市、宇宙にいたるまで様々なモチーフにあふれています。本展は、その中から「馬」と「女性」の絵を集めた展覧会です。
猪熊は馬について「神様が作られた作品の中でも傑作の中の傑作」と述べ、また女性についても「あんなに完全にバランスをもった美しい立体はない」と語りました。画家にとって馬と女性は魅力に満ちたモチーフだったのでしょう。両者は組み合わせて描かれることで、画家にさらなる美しさを見出されました。
本展ではそうした猪熊の美意識に注目しつつ、初期の写実絵画から晩年の自由なスタイルまで、ダイナミックに変貌する作品をご紹介します。馬と女性たちが織り成す色と形の世界をご堪能ください。
【展覧会概要】
- 展覧会名
- 猪熊弦一郎展 馬と女性たち
- 会期
- 2018年10月6日(土)~12月2日(日)
- 開館時間
- 10:00~16:30(入館は16:00まで)
- 会場
- 馬の博物館 第2・3展示室
- 休館日
- 月曜日(ただし10月8日は開館)
- 入館料
- 大人200円 小・中・高校生30円、団体(20名以上)半額
※毎週土曜日は小・中・高校生無料
※障がい者手帳をお持ちの方は無料
- 主催
- 公益財団法人 馬事文化財団
- 特別協力
- 丸亀市猪熊弦一郎現代美術館/公益財団法人ミモカ美術振興財団
- 後援
- JRA日本中央競馬会
【猪熊弦一郎】
画家。1902年香川県生まれ。東京美術学校で藤島武二に師事。戦前フランスに遊学しアンリ・マティスに学ぶ。1955年再びパリ留学を志し日本を発つが、途中立ち寄ったニューヨークの熱気に惹かれ、約20年間同地で制作する。渡米を機に作風は具象から抽象へと変化。帰国後は東京とハワイを拠点に活動し、晩年は抽象と具象の枠組みを超えた独自の画境に到達した。1991年故郷に丸亀市猪熊弦一郎現代美術館開館。1993年90歳で逝去。生涯現役で新しい表現に挑み続けた。JR上野駅の大壁画≪自由≫や三越百貨店の包装紙デザインでも知られる。
【トピックス】
馬と女性
猪熊弦一郎がとりわけ造形美を感じていた「馬」と「女性」をモチーフとした作品のみで構成された展覧会。猪熊はよく馬と女性を組み合わせて描きました。組み合わせることで、さらなる美を感じたのでしょう。
作品の変遷
約90点の絵画作品を通して、初期から晩年まで画風がダイナミックに変貌する様子がわかります。馬や女性の描かれ方の変化をお楽しみください。
色や形の世界
猪熊は色や形に強くこだわっていました。馬や女性はモチーフとして意味を持つというよりも、多くは色や形の集合体として描かれています。馬と女性たちが織り成す様々な色と形の世界をお楽しみください。
【会期中のイベント情報】
ギャラリートーク
毎月第2・4土曜日 午後2時より
(実施日/10月13日、10月27日、11月10日、11月24日)
展覧会担当学芸員による本展の展示解説です(約30分間)。
自由参加、当日の入館券が必要。
ワークシート「いのくまさんのたんけんビンゴ!」
いのくまさんの作品をより楽しみながら鑑賞できるワークシートです。
作品を見つけてビンゴが完成したら、博物館受付でレインボー色鉛筆1本をプレゼント!(先着500名)
- 期間
- 2018年10月6日(土)~12月2日(日) ※11月11日(日)は除く
- 配布場所
- 博物館受付
- 対象
- 小学生以下
※プレゼント配布終了後はワークシートのみのお渡しとなります。
いのくま展SNS投稿キャンペーン
「猪熊弦一郎展 馬と女性たち」の情報をSNSで発信してくださった方にもれなくミニプレゼント!
- 期間
- 2018年10月6日(土)~12月2日(日) ※11月11日(日)は除く
- 対象SNS
- Twitter、Instagram、Facebookいずれかご自身のアカウント
- STEP
- ① 馬の博物館で素敵な写真を撮影
② 2つのハッシュタグ「#馬の博物館」「#いのくまさん」を付けて、撮影画像とともにSNSへ投稿
③ 博物館受付スタッフに当日の入館券と投稿画面を掲示
④ プレゼントをお渡しします
※展覧会場の一部に作品の撮影ができるコーナーがあります
※ポニーセンターの馬たちや公苑内の様子もぜひあわせてご紹介ください
※プレゼントの内容は時期によって変わります