テーマ展
「文明開化と馬の浮世絵」
2017年3月17日
安政6年6月(1859年7月)、横浜は国際貿易港として開かれました。開港以前に横浜村や戸部村の海岸埋め立てが始まっており、南東側に外国人居留地、北西側に日本人居住区が形成されました。外国人居留地には、アメリカ・イギリス・フランスなどをはじめとする欧米系の人々が住むようになります。当時の日本人は、横浜で初めて外国人に接して驚き、それぞれの民族や生活習慣に興味をそそぐようになります。そのような日本人の欲求により、江戸の浮世絵師が取材に訪れ横浜の町や外国人たちを浮世絵に描くようになりました。
それが明治5年(1872)ごろ、鉄道の敷設が進められ「文明開化」ということばが用いられるようになると、横浜に限らず東京など各地で洋風建築や町のにぎわい、外国人の風俗が表されるようなり、明治20年代まで流行が続きました。活躍した浮世絵師は50人以上といわれます。
今回の展示は、乗馬をする外国人、乗合馬車、馬車鉄道など、江戸時代まで日本人が目にしたことのない題材を表現した浮世絵を展示します。
【展示概要】
- 会期:
- 2月24日(金)~4月16日(日)
- 会場:
- 馬の博物館 第2展示室
- 開館時間:
- 10時~16時30分(入館は16時まで)
- 休館日:
- 毎週月曜日(ただし、3月20日、27日、4月3日は開館)
- 入館料:
- 大人100円、小中高生30円、団体(20名以上)半額
※障がい者手帳をお持ちの方は無料(付き添いの方は半額)
※毎週土曜日は小中高生無料 - お問合せ:
- 045-662-7581