馬の博物館 (横浜)

テーマ展
馬に関する言葉とファッション

2023年06月09日

本展では、“馬言葉”を列挙し、それぞれの意味を紹介し、どのような由来をもっているのか紐解きます。同時に用語の語源となった故事や伝説などを描いた絵画や制作された工芸品、関連馬具、民俗資料も併せて展示いたします。

今回とりあげた日常語や警句、そして慣用句、ことわざ、四字熟語を改めて見つめ直すと、馬と関係する言葉を日本人は普段知らぬ間に使っていることに気がつかれることでしょう。

そして、日本人が普通に使用してきた馬(駒)に関係する言葉には、日常生活を教訓としていましめているものや、日本流の例えや言い伝えがあり、他の動植物よりはるかに多いことを知っていただくきっかけとなれば幸いです。

一方、馬と密接に歩んできた人の生活の中には言葉だけでなく、服装や身の回りの小物・雑貨(バッグなど)等のファッションにも垣間見ることが出来ます。そこで馬・競馬と関係するファッションにも注目しています。

【展覧会概要】

展覧会名
テーマ展「馬に関する言葉とファッション」
会期
2023年6月17日(土)~2023年10月1日(日)
会場
馬の博物館 第2展示室
開館時間
10:00~16:30(入館は16:00まで)
入館料
大人100円、小・中・高校生30円 ※団体(20名以上)半額 ※障がい者手帳をお持ちの方は無料 ※毎週土曜日は小・中・高校生無料
会期中の休館日
月曜日(ただし7月17日、9月18日は開館)、
7月18日(火)、9月19日(火)

【主な展示資料】

※掲載資料は全て馬の博物館蔵
「引き出物」の関係資料
名馬献上の図
酒井抱一
絹本着色 江戸時代
馬の博物館蔵
「瓢箪から駒」の関係資料
瓢箪形駒図印籠・根付
木・漆など 江戸時代
馬の博物館蔵
「意馬心猿」の関係資料
根付 馬と猿
象牙 江戸時代
馬の博物館蔵
「藪に馬鍬」の関係資料
狂斎百図 やぶにまくわ
河鍋暁斎
小判 文久3年(1863) ~慶応2年(1866)
個人蔵
「馬に轡、牛に鼻面」の関係資料
轡(十文字丸型)
鉄 江戸時代
馬の博物館蔵

併設【賀茂競馬930年コラボ展示】

賀茂競馬は、寛治7年(1093)に宮中の武徳殿において天下泰平五穀豊穣祈願のため行われていたものを賀茂別雷神社に奉納されたのを起源とします。奉納より930年となる佳節の年を奉祝し、当館所蔵の賀茂競馬関係資料を出品し上賀茂神社とコラボ展示します。

賀茂競馬図屏風(右隻) 六曲一隻 江戸時代

併設【対州馬展コラボ展示】

8月11日(金・祝)から9月18日(月・祝)にかけて、長崎県対馬市の対馬博物館にて「対州馬展」が開催されます。そこで本展では、「対州馬展」会場で展示予定の解説パネルと当館が所蔵する対馬藩宗家の資料を紹介します。

太覆(たおい) 革製 江戸時代

「対州馬展」の詳細は対馬博物館のホームページをご確認ください。

https://tsushimamuseum.jp/

※諸事情により、記載内容が変更となる場合があります。